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デッサンと鉛筆画 その4

デッサンは観察力を磨くのが最大の目的です。
学校教育では、このデッサンの目的を教える事が中心となっています。

『デッサンの形をとる』ところまではとても良く描けている方が多いです。

問題は、その先です。

鉛筆のタッチを生かした筆感をいかに出すか!!
これが分かっている人と分かっていない人では大きな違いが出ます。


形をとるのは上手いのですがタッチを出せていない。
しかも、それに気づいていない人が・・・。もったいない。
DSCN4246.jpg




snsを見ていたらシャーペンでデッサン画を描いている人がいました。
描けない事はないです。
が・・・。
サッピツや綿棒にたよりボカす描き方になってしまいます。
これはあまり感心しません。

水彩画のにじませ技法で味を出すのと違い鉛筆画は自分でコントロールするべきと思います。


シャーペンでのデッサンはなぜいけないか?と言いますと~。
鉛筆画のタッチを出すためには、さまざまな鉛筆の持ち方があります。
そして、時には鉛筆の芯を長くして微妙なタッチをつける。
これが大切なのです。

前回はほとんど真っ白な肌でしたが、ほんの少し肌にタッチがつきました。
まだまだ、タッチをつけてゆきます! 

これでサッピツや綿棒をつかってボカシたくなるかもしれませんが綿棒やサッピツは使用しません。
ぼかすのは出たとこ勝負になりますし深い色が出ません。
飽くまで鉛筆の芯だけでタッチをつけてゆきます。
Category: 絵画講座